なるほどそうか!初めてわかる金融の仕組み
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銀行の果たす役割

銀行には大きく分けて3つの機能があります。1つ目は、間接金融の仲介人として預金等の形で集めた多額の資金を融資が必要な人へと貸し出す金融仲介機能。2つ目は、預金と融資の繰り返しにより社会における通貨の流通量を増加させる信用創造機能。3つ目は、預金者の要請により代金引き落としや振り込み、送金等を口座から行う決済機能です。銀行による融資が十分に行われない場合、社会に出回る通貨量の減少により物価や企業の商取引等に悪影響が及ぶと言われています。

銀行が行う取引の種類

銀行の取引には、個人や中小企業向けに預金や融資を行うリテール・バンキングと大企業などをターゲットにしたホールセール・バンキングの2つがあり、従来は後者が重視されていました。しかしながら企業が銀行以外からも資金調達を行っている現在では、逆に個人顧客の重視や投資信託などの新たなサービスの導入が進められています。