機関投資家でもある保険会社

人々に万が一の際の保障を与える保険会社では、取得した保険料を有価証券の取引や企業などへの融資等を通じて運用しています。民間の保険会社だけでも、生命保険や損害保険をそれぞれ扱う企業から、郵便局や農協等といった幅広い種類の機関が存在し、機関投資家と呼ばれる金融市場における大規模法人の中においても、その動向は市場への影響が大きいものがありますが、近年では経営状況の悪化を受け、株式会社へ転向し大口契約者を優遇するなどの傾向を見せています。

金融再編で変わるもの

金融ビッグバンと呼ばれる大規模改革の後、金融業界には時代の変化に応じた様々な変化が起こっています。それは例えば、銀行の統廃合により4大メガバンクが誕生したことや、コンビニやデパートといった他業種が金融業へ参入したこと、2000年代に入って急速に普及したインターネットが活用されるようになったことなどが挙げられます。