なるほどそうか!初めてわかる金融の仕組み
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お金は天下の回りもの

仕事をしてその対価として手に入れたお金。このまま自分のものにしておきたいですが、そうはいきません。毎日の生活をするのにお金がかかります。仕事の対価として手にいれたお金で食品や日用品などを買います。

そしてまた仕事をしてその対価を手に入れる。人間はこれを繰り返して生きていきます。

買い物をすることによってお金を使います。お金を支払われた側はそのお金を元に新しい商品を仕入れます。商品を下ろした会社はその支払われたお金を元に商品を作ります。このようにお金は巡り巡って回ります。

お金が巡りにくくなる時期があります。それは消費税が増税された直後です。消費税が5%から8%へ引き上げられた2014年4月1日以降、消費税増税により買い物が控えられ、流通の消費が減りその結果景気が悪くなりました。景気が悪くなると失業者も出てしまいます。

このように買い物を控えお金を溜め込んでいると世の中に良くないので、出来る範囲でお金を巡らせて行きましょう。次の消費税増税は2019年の10月です。景気が悪くならないように、それぞれが買い物をし景気を回していきましょう。

日本一景気がいい場所

たとえ消費税が増税になっても景気が悪くならない場所があります。どこだと思いますか?答えはみなさんも知っている夢と魔法の国東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの東京ディズニーリゾートです。

東京ディズニーリゾートではなぜ消費税の増税があっても買い物控えが起こらず景気が悪くならないのでしょう。

一度でも東京ディズニーリゾートへ行ったことがある方ならわかると思いますが、東京ディズニーリゾート内で売られているグッズやレストランの料金は一般的に見ると高い傾向にあります。それでも東京ディズニーリゾート内だとその料金でも買ってしまうんですよね。

東京ディズニーリゾートには首都圏の人は来園しやすいところですが、北海道や沖縄など遠方に住んでいる方にとっては、一生に一度訪れるかどうかという場所です。そのため東京ディズニーリゾートへ訪れた記念に思い出に、ゲストの財布の紐は緩んでしまいます。例えそれが消費税増税で料金が高くなったとしてもです。まさにウォルト・ディズニーの魔法ですよね。

2019年10月に消費税の増税が予定されていますが、きっとその時も東京ディズニーリゾートは多くのゲストが訪れ、買い物にアトラクションに夢の時間を過ごすことでしょう。

私達にもっとも近い金融機関

私たちが口座を作りお金を預けている銀行。この銀行こそ私たちとって最も身近な金融機関です。

銀行は私たちの生活に欠かすことができません。口座を持っておらず銀行などの金融機関にお金の貯蓄をしていない方でも、家賃の支払いや水道光熱費の支払いで銀行を利用しています。

口座を持っている人は、口座に会社からのお給料の振込先にしているでしょう。家賃や水道光熱費を口座振替で支払ったりもしているはずです。

お金は銀行に預けて貯蓄をするのが一般的です。銀行にお金を預けると「利息」というものがあります。利息というのは、「銀行がお金を預けてくれてありがとう」という感謝を込めて、預けた金額よりも多くのお金を返してくれるというもので、多くのお金を預ければ預けるほど多くの利息が返ってきます。

利息はそんなに多くはありません。普通預金で数十万円を預けた程度ではほぼ利息はつかないと考えたほうがいいでしょう。ですが、定期預金口座にお金を預けると普通預金より高い利率で利息が返ってきます。

また、銀行ではお金を借りることもできます。ローンという言葉を聞いたことはありませんか?これは車や家など高額な買い物をするときにその時点ではお金がなく支払うことができない場合に、銀行からお金を借りて買い物を済ませるという方法で、分割で何年にもわたって銀行にお金を返していくことをローンといいます。車なら長くて8年。家なら30年や40年かけて借りたお金を返していきます。

結婚式やお葬式など予定外の出費があるときどうしていますか?貯金がある場合はそこからお金をおろして使うと思いますが、貯金がないとカードの支払いが滞ってしまうことになりますよね。最近では、車や家など大きな金額を借りるのではなく、日々の生活をしていく中で足りない分を借りるお手軽なカードローンというものもあります。

カードローンはATMで限度額までなら1000円単位でお金を借りることができるもので、そのお手軽さから利用者がどんどん増えています。返済もATMで行え、カードローンの種類によっては毎月2000円から返済できます。足りない時に少し借りて、余裕が有る時に返せるので、計画的に利用すればとても便利なものとなっています。

カードローンを使うには銀行の審査があります。過去に自己破産をしていなかったり、金融機関のブラックリストに載っていない限り、定職についている人なら審査は通るはずです。もしもの時のために、カードローンの手続きだけでもしておいてもいいかもしれません。