なるほどそうか!初めてわかる金融の仕組み
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金融のフィクサーとして

企業等の借入要請に対し銀行側の資金が不足した場合、日銀から必要な分の資金を借り入れることになります。その際の金利である公定歩合の高低は景気に少なからずの影響を及ぼすため、企業の投資意欲維持などを目的に状況に応じた調整を行っています。こうした公定歩合調整だけではなく、金融市場上での証券売買による公開市場調整などを通じて、日銀は企業の活性化や景気の向上を図っています。

デフレの輪を断ち切るべく

日銀はこれまでにもその役割から、様々な策を講じてきました。1999年~2000年のいわゆるゼロ金利政策や、デフレの現状をインフレに転換させるための通貨流通量の増加など、近年の景気情勢に対応、それを好転させるための策が取られています。